「新耳袋」「九十九怪談」「隣之怪」シリーズでは書かない」と決めた、呪い、怨念、祟りを中心に書き下ろした作品集。呪詛の全貌はベールに包んでいるため、読み手によってはハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、「死んだ人間より生きている人間の方が怖い」と体感することは容易。一話一話の内容が重たく、中々このジャンルの体験談が発生しにくいため、一冊に纏まった際に発刊する流れになっています。 禁忌楼 禁忌に触れてしまった者たちを襲う恐怖。 突然、会社が引っ越したビルの一室。 誰もいないはずのフロアからガラガラガラガラと奇妙な音が鳴り響く。 不審に思い部屋に近づいた会社経営者の身に起きたこととは!? 怪談「錆」をはじめ5つの恐怖を、ミリオンセラー現代百物語「新耳袋」、「九十九怪談」、「隣之怪」シリーズの著者が描く!