「禁忌楼」(きんきろう)

「新耳袋」「九十九怪談」「隣之怪」シリーズでは書かない」と決めた、呪い、怨念、祟りを中心に書き下ろした作品集。呪詛の全貌はベールに包んでいるため、読み手によってはハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、「死んだ人間より生きている人間の方が怖い」と体感することは容易。一話一話の内容が重たく、中々このジャンルの体験談が発生しにくいため、一冊に纏まった際に発刊する流れになっています。